東レ・ファインケミカル叶サ 油吸着材の商品名です
約10mm角サイコロ形状のメトルブロー油吸着材です
フェルトの様な素材で若干の堅さがあります
この堅さにより濾過容器などに充填すると、迷路のような水道(みずみち)を
多く作り出す事で、処理水内の汚泥等に依る目詰まりを長時間に渡り防止します
主に濾過材として使用する他、油水分離槽内の浮上油の回収、拡散防止にも適して居ります
(マット形状に比べて粒状の為、使用状態のままバキューム清掃での回収が容易です)
キューブパックは、油吸着材を筒状の網に約590g〜580gを充填封緘した製品で
粒状で回収しにくい原反の弱点を補う為に商品化されました
「キューブパック14」 |
梱包外寸 約420×420×700(mm) 約590g〜580g×14パック(約8.26〜8.12kg) 1ケース |
キューブパックは油水分離器内への充填以外に紐などで数個を結びつけて
長さを調整し、用水路や河川、池などへ流入する油回収も出来るオイルフェンス
としてもご利用いただけます
旧製品をオイルフェンスとした使用例
又、自動車整備工場や印刷工場等の床排水集水枡や側溝内に入れ油分濾過材として利用する事により
油水分離槽(グリストラップ)への油分流入を軽減させ、浮上油回収のバキューム清掃
等の回数を減らす事によるコスト削減が期待出来ます
側溝での利用例
右方向から含油水が流入、左方向へ排出しその後、横浜式油水分離槽へ流入しています
(水面の油分の状態がお判り戴けますでしょうか...)
側溝で使用する場合、油吸着マットではフィルター層が薄い為、短時間で油吸着マットで
吸着保持出来なくなった油分の流出が起きてしまいます
層を厚くする為に数枚のマットを束ねたり、折り畳んで側溝内に敷き詰めると返って
油吸着材の密度が高くなり過ぎ、短期間で水の流れを堰き止めてしまい側溝外へ未処理の
含油水が流出してしまうと言う事が起きる事が多いのですが、キューブパックの場合は
適度な水の流れを確保しつつ、油吸着フィルターとしての素晴らしい効果を発揮します
分離槽第1槽目など大量に油分が堆積している場合でも、油吸着マットに比べて
油吸着材の自重量が多い分、油の吸着量が多く取れます
下の画像は、自家給油所分離槽1槽目に流入してしまった軽油の回収状況です
1槽目内の水面から約5cm程度まで滞留して居ましたが、旧製品コスモパック約7パック使用
にて、殆ど回収できました
画像の物は約18センチ丸筒×長さ約2000mmの商品です
この商品では約3.8kgの油吸着材「コスモクリーンH−301」が充填されています
現行キューブパックオイルフェンスは長い筒状の網に充填し封緘した物です
浮力は油吸着材の撥水効果で非常に高く成っていますので、水上、海上水面の
浮上油の拡散防止及び回収を同時に行うことが出来、水面だけに限らず、床面での
油流出事故のフェンスとしてもご利用いただけますので、宅配便業者様の自家給油所や
オイル保管庫、整備工場をはじめ、船舶の給油所、湖畔の船舶係留所や緊急災害時用の
公害防止保管資材としても多くご利用戴いております
ネットを二重にして封緘する事と、従来のキューブパック依りも若干強度の有る
ネットを使用する事で充填されている油着材の流出を極力防止し、且つ、回収時のネット破損に
よる吸着材の流出を防止する様に成っています(旧製品)
注 現在、封緘ネットは表面強度強化の為ナイロン製ネットを使用しています
従来の製品よりも格段に横方向の強度が増加して居り、前後を紐にて封緘しているので
水面からの回収が非常に楽になっています
(受注生産)
「キューブパックオイルフェンス」1本 |
約16.5センチ丸筒×長さ(約2m) |
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